「因果応報は期待していいのですか？」

私の公式LINE＠に、こんな質問が来ましたよ♪

すみません、ブログを読み疑問を持ちました。

人間として性格に問題がある方は居ますし

虐待、パワハラ、イジメ、理不尽な裁判、友人の自殺　とか体験してますが

因果応報は期待して良いのですか？

どの様な心構えで生きれば良いのですか？

（名無しさんからのご質問）

この質問、しばらく前にいただいたものなのですが、
この質問をいただいた当時、
「人として性格的な問題」や「因果応報」とか、そういった関連の記事は全く書いていなかったのですね。

「もしかして、私のブログじゃなくて、他の方のブログの記事と勘違いして、こちらに質問が来たのかな〜？」

「全然違う内容の私の記事から、この人は因果応報まで連想したのかな？」

と思ったり。

LINE＠のメッセージでは個別の質問にはお答えしないことになっているので、ブログ等でお答えすることになっています。

しばらく時間は経つうちに、この方はLINE＠はもう購読されていないようですが、こちらで答えさせていただきますね♪

内容を整理すると、

・「因果応報」は実在するのか、それを期待していいのか
・どのような心構えで生きれば良いのか

の２点がご質問じゃないのかな、と思いますので、順にお答えさせていただきますね♪

①「因果応報」は実在するのか、それを期待していいのか

まず、「因果応報」について。

言葉は、その「正しい意味合い」で使うことが大事なんじゃないのかな、と私は思っています。

「因果応報」の言葉の意味を誤解されている方が多いのですが、

「悪いことをしたら、必ずそれ相応のしっぺ返しが来る、悪いことがブーメランになってその人に返ってくる」

という「懲罰的な意味合い」でお使いになられている方が多いんじゃないのかな、と思います。

これ、当たっているところもないわけではないのですが、本当の意味は違います。

上記の意味合いで言うのなら「自業自得」と言う言葉のほうが意味合いが近いんじゃないのかな？と思います。

「因果応報」の正しい意味についてご説明しますね♪

「因果応報」とは元々は仏教用語で、仏教の考え方を示す言葉の一つです。

「善い行いも、悪い行いもそれぞれが因となり、
その報いとして、善い結果や悪い結果につながること」

善いことをすれば、善いことが、
悪いことをすれば、悪いことが、
それぞれ返ってくる、ということです。

…ということで、「因果応報は実在するのか？」という問いは、実在します、ということですね。

ただし「他人が、その人がやってきたことがブーメランのように返ってくることを期待していいのか？」

という意味では、そんなことに期待しないほうがいいでしょう。

確かに、悪いことをしたら、それなりの結果につながりますが、

それがいつ、本人に返ってくるのかは、誰にもわからないからです。

もしかして数週間後や数ヶ月後かもしれないですが、
数年後や数十年後…
一番長いと、「その人の来世」の場合もあるからです。

因果が巡る、と言いますが、それが今世とは限りません。

このご質問をされた方は、いろいろお辛いご経験や思いをされてきたのかもしれませんが、「（懲罰的な意味合いでの）因果応報」を期待される、というのは、かなりご自身のお気持ちを抑圧されてきたのかもしれません。

しかし、「その人が自らの行いが、自分に返ってくる」のはいつになるかわからないし、場合によっては数百年後の来世かもしれません。

それまで、あなたはそれを待ち続けますでしょうか…？

そんなことはないですよね♪

誰かが不幸になることを待つ、期待する人生ほど、悲しい人生はありません。

「自分自身の力で、自分が幸せになることを放棄する」ことに他なりません。

②どのような心構えで生きれば良いのか

「誰かが不幸になるのをただ待つ、期待する」のは無意味で虚しいことであるのは、お気づきかもしれませんね。

これはまさに因果応報、

「善き人生になるように生きる」、

これに尽きるんじゃないのかな、と感じます。

どんなにしんどくても、投げ出したくても。

どんなに真っ暗闇のトンネルの中にいるようでも、

どんな時でも、必ず「一筋の光」のようなものがあります。

それをしっかりと掴みながら、見据えながら、
目の前の小さなこと、一つ一つをやっていくこと、

他人にも自分自身にも、優しく生きること、思いやりの気持ちを持つこと、
素直な気持ちで生きること。

ただ、それだけなんじゃないのかな、と思います。

それでも心が迷子になりそうな時は、我慢せず、ご相談くださいね♪